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『現場仕事は大変。だから仕事が楽しい!』高校生インターンシップ。富山県内の工業高校生2名。

高校生インターンシップの受入れ

 

昨年の富山高等専門学校の学生さんに続き、県内工業高校の学生さん男女1名づつの2名に当社のインターンシップに来ていただきました。

 

以下、前回インターンシップはコチラ

【インターンシップ前半】電気がどのように設計され、建物に反映されていくのか

【インターンシップ後半】『暮らしに明かりが灯る』を実感する!

 

今年はコロナの影響で普段よりもかなり遅れてのインターンシップでした。

3日間のインターンシップを通して、学校の授業では体験できない『仕事の大変さと楽しさ』を少しでも感じてもらえれば幸いです。

 

【電気工事の実習内容】

 

私たちの暮らしにあたりまえにある『電気』。私たちの仕事は、そんな電気についての知識や技術を持って人が活動する環境を作り整え、豊かな暮らしを支えています。

 

当社のインターンシップでは、電気の図面制作から、その図面をもとに実際に電気が灯るまでを体験して、学習してもらいます。実際の現場訪問を行うことで、世の中でどのように生かされているかをよりリアルに知ってもらう内容にしています。

 

◎CADを活用したシミュレーション図面の作成

◎図面をもとに照明、コンセント、LAN等の配線作業

◎住宅や企業などの現場見学

◎電気が灯るを体験。通電チェックなど

 

 

【1日目】~電気配線及びCAD設計~

 

朝礼にて学生の紹介から、社長が自らオリエンテーションを行い学生さんに説明をします。インターンシップの内容から、会社概要、事業内容など、電気工事会社、富南電設工業について、まずは知ってもらうことから始めます。

 

学生さんも、社長も(笑)少し緊張気味かもしれません。

 

初日は、図面を見ながらの配線作業を行います。配線作業は久しぶりだったようで少し手間取っていましたが、すぐに慣れてきて作業のコツをつかむのも早かったです。学校では机の上での作業ですが、器具の取り付けをする高さに気を付けるなど、『使う人の目線で』仕事をすることの大切さを学んでいました。

 

配線作業を行って、CADを使って図面を作ります。CADソフトの使い方がわからず、操作に手間取っていました。少しづつ慣れることと、理解を深めながら確実に覚えていきます。

 

難しいことが多かったようですが、知らなかったことや、新しく知ることができた事がたくさんあり、楽しかったようです。興味を持って取り組んでくれることが、私たちにとってもうれしい限りです。

 

 

【2日目】~住宅、企業の現場見学~

 

2日目は現場見学です。昨日行った実習が、現場ではどの部分なのかを理解することで実感となってつながればと思います。

 

建設中の住宅や企業など、様々な場所を見学しました。定電圧から高電圧に切り替えた企業の受電のタイミングという貴重な現場にも立ち合うことができました。新築住宅工事では最新の照明に驚いていました。ただ工事をするだけではなく、現場では四隅に塩とお酒をまいてお清めをしていたことなど、印象に残っているようでした。

 

また、現場に入らせてもらう際に、挨拶をしっかりしてコミュニケーションを大切にすることのも学んでもらいました。仕事はたくさんの人が関わっています。当社が当たり前に大切にしていることを、現場の担当者たちが学生さんに教えてくれました。

現場見学は、インターンシップの中でも非常に重要な実習だと考えています。

 

私たちの仕事がどのように世の中の役に立っているのか、何が大切なのか、気を付けなければいけない事など、学校では教えられないことを学ぶ機会です。今までは知識としてしか知らなかった現場のイメージも、インターンシップを行うことで体験、経験として目で見て、耳で聞いて、頭の中に、身体中に残すことができますね。

 

 

【3日目】~CADを使った図面作成~

 

早いもので最終日を迎えます。CADを使って実際の家の電気図面を作成します。照明配線、コンセントの配線など図面を仕上げていきます。

 

最初は普段使わないPCで、CADの操作に慣れるのが大変だったようです。見たこともない図記号もありました。しかし、操作に慣れて、現場を知って、『難しい』という気持ちから『楽しい』という気持ちが強くなったようです。

 

図面は上手に書けていましたし、一つ一つの操作を丁寧に覚えてくれたようで良かったです。考えながら図面を書く事を楽しく感じてもらえたことは嬉しく思います。もちろん何もないところから一人で考えるのは今のスキルでは無理があります。お客様のことを考えて配置し、より使いやすい環境や器具を提案するには、たくさんの経験と知識が必要です。

 

今回インターンシップで学んだことが、これからの学校生活、今後の進路を考える際の参考になればと思います。

 

 

【ディスカッション】

 

最終日にディスカッションを行い、今回の感想や私たちの想いなどを話し合いました。

学生さんからの感想を以下にご紹介します。

 

◎インターンシップを行う前と後での印象は変わりましたか?

 

『インターンを行う前は現場仕事が大変で辛い、仕事は楽しくないという印象があった。現場仕事が大変という印象は変わっていないけど、あいさつなどの基本的なことで同じ現場で働く人たちと心のつながりが得られ、もちろん辛いこともあるけど楽しいこともあるし、仕事を体験してみて楽しかった。』

『今までは知識としてしか知らなかった現場の状況もインターンを行った後の今では、体験した経験として頭の中に残っている。学校では学べないことがたくさん現場にあることを今回のインターンを通して知ることができた。』

 

◎印象に残ったことはありますか?

 

『いちばん印象に残っているのは、現場でのあいさつを忘れないことです。顔が分からない人でもあいさつすることで現場にだれがいるのかわかることができるし、どの職業についてもあいさつは大切なことだと感じた。』

『実際の仕事では一日にいろいろな現場を周ったりしたり、いろいろな家の図面かけもちになったりするので自分が仕事をする時そんな受けもった仕事を消化することができるのかが不安になった。職場のみなさんが優しく、温かかったので楽しく作業することができた』

 

 

今回は、高校2年生のインターンシップの受入れをしました。電気に関する仕事に興味を持った学生に、短期間で業界のこと、仕事のこと、人生のことを伝えていくことは非常に難しいですが、少しでも彼らにとってプラスな時間、経験であったならば嬉しく思います。

 

3日間だけという仕事の関わりが薄いなかでも挨拶をしたり、人と話をしたり、わからないことを分からない言ったり、生活の中で、仕事の中でコミュニケーションをとっていくことが社会人として『当たり前』だということを少しでも理解してくれたらと思います。仕事に限らず、知らない人でも挨拶をすること。山登りと一緒です。自分がここにいることを発信することで、万が一遭難した時などに思い出してもらえます。

 

現場の見学、図面の作成、配線作業、いろいろと経験してもらいましたが、社会人として大切なこと、基本的なことはどの仕事も同じですから。

 

まずはしっかりとこれからの高校生活を満喫して欲しいと考えます。

この度は、当社のインターンシップを体験に来ていただき、ありがとうございました!

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